CAMPAGNOLO
鉄レコード
鉄のレコードです。 カタログbP4(1960)〜bP5(1967)の狭間に登場したためにカタログには登場しないRメカです。 特徴はプーリーケージで、それまでの上下50:50の支点位置が少し上方に移動しています。
| |
プーリーケージの支点移動と同時に、それまでのGSよりも寝た角度に取り付けられる様になりました。 それにより、チェンのフリーに巻き付く量が増え、より小さなTOPギヤが安心して使える様になったと思います。 当時の競技背景が見える様です。 | |
テンションスプリングのケースも どんどん長くなっています。 これはロー側に変速した時もパンタ本体の変形量を軽減するためだと思います。 | |
鉄のレコードは鉄プーリー〜樹脂プーリー3種類と一番プーリーが変更された時代に製造されました。写真はGSのケージですが、鉄プーリーの時代にはレコードにも上写真のケージに有る様なプーリーの中子廻止が付いていて、専用レンチで簡単にベアリング調整が出来る様になっていました。 後の樹脂プーリーの時代には この中子廻止は付いていません。 |